山形県でも県主要農作物種子条例制定が県議会で可決されたそうだ。 今年の4月1日に国の主要農作物種子法が廃止されたことに対する県としての対応。 これによってどうなるのか。 自分なりに考えてみると優良な種子を作り、優良な農作物を作ることが国内競争から世界での競争に変わること。 そしてその種子を持つ企業なりが圧倒的な力を持つことかな。 わたしにははたしてどんな影響があるのか? 考えてもわからんがより広い視野でモノを考えないといけないのだろう。 これとまったく真逆を行くのは「だだちゃ豆」など種の生産がとても難しい在来、伝統野菜といったもの。 これからの農業はこれまでの時代よりも、もっと大きな変化が起きていくんだろうけど自分の考えをしっかり持たないと。 こんな時代だからこそ、まずは目の前の自分の農業を見つめ直さないといけないな。
新しい食形態の始まり 衝撃の豚汁缶
お汁粉、コーンポタージュからプリンまで今までにもたくさんの缶入りの飲み物(食べ物)が自販機で売られていたけど今度のはすごい。
コーンスープやコンソメスープも新発売されたけどそこまではいける気がするけどまさかの「豚汁」!
だいぶ前におでん缶を見たときにもびっくりしたけど今回の衝撃は半端ない。
もはや何が缶の中に入っていても驚かない時代なのか。
いづれは定着してしまうのだろうか?
次に販売されるものは何だろう?
もう飲み物じゃなくても何でもいけそうな気がする。
枝豆が入っている枝豆缶なんて案外いけるかも。
自販機で販売してるコンソメスープとコーンスープ
山形発 インスタ映えする 送り状
果物の秋。
フルーツ王国山形県からたくさんの果物が日本各地に発送されている。
りんご、ぶどう、ラフランス、柿などなど。
うちでも収穫した庄内柿を親戚にお届け。
そんなに件数もないから手書きの送り状をともらいにいったらカウンターにあった送り状が素敵すぎ!
送り状が産地をピーアールしてくれるなんてありがたいこと。
夏にはぜひとも枝豆バージョンも作って欲しい〜!
果物の秋を感じさせる送り状
パンも快進撃! 金農旋風再び
今日の昼飯はコンビニ。
そこでとうとう金農パンケーキと遭遇。
今年の夏の甲子園は金足農業の快進撃で久しぶりにワクワク感がハンパない大会だった。
夏のだだちゃ豆作業の忙しい中、いつも試合結果を気にしてた。
農業を始めてからかもしれないけど全国の農業高校が甲子園に出てくるとなんか気になる。
金足、新発田、西条などなど。
金農パンケーキはコンビニと金足農業高校のコラボ商品とのこと。
農業高校生のアイデアが詰まった商品。確かに美味かった!
JAではもう作っちゃってるけどうちの地元の農業高校でも是非ともだだちゃ豆パンとか開発してくれないかな~。
金農パンケーキ
ハウスの中に ミニトマトロケット
下町ロケット今日もオモシロかった。
米農家としては農業の部分の描写はちょっといただけないかな。
豪華な俳優陣に比べて出てくるトラクターが・・・
少し時代が前であれば納得できるのかもしれないけど。
うちに現れたのは同じロケットでもうれしくないミニトマト。
ミニトマト栽培にはつきものだけど変形果として規格外品扱い。見た目はドングリみたい。
天候や受粉の状況で発生するけど今年はいつもより多い。
選別作業も大変になるし正品が少なくなるのは困ったもの。
だけど今はロケット型が正常のトマトも売ってる時代。
味が一緒だったらロケット果だけで販売できないもんかな。
バターナッツならぬピーナッツトマトなんて名前でどうかなとか考えながらの収穫作業。
でもホントの頭の中ではサイズが小さかったことも合わせて来年に向けてどうすればいいのか考え中。
反省して考えて実行して美味しくて形のいいミニトマトできますように。
ミニトマトのロケット果
金 銀 銅 トリプル受賞の加工食品
食文化創造都市に認定されている鶴岡市で「わたしのイチオシ!つるおか名物コンテスト」という審査会でだだちゃ豆が大活躍。
お菓子部門で「だだちゃ豆のフィナンシェ」が金賞受賞!
このお菓子にはうちの枝豆も使われている。
うちの豆も使われているって思うと感慨深いものがある。
他にもだだちゃ豆を使ったおこわが銀賞、キムチが銅賞を受賞と鶴岡の加工食品には欠かせないものになっている。
規格外品の有効利用、お土産として鶴岡の発信、そして生産者の我々だけではなく、たくさんの人が関わってできていること。
いいことずくめ!
金賞受賞のフィナンシェ
寒さを感じさせる厄介者 手のあかぎれ 唇のひび割れ ミニトマトの裂果
今年初の霰がふり、グッと寒くなった。
寒くなれば必ずトマトは割れる。
つきものだからしょうがないけど収穫間際にきての割れには正直がっかり。
多い時には3割以上。
割れたトマトをどうしようか悩んでしまう。
夏の枝豆の時期にも規格外はたくさん出るけど、あげたり、規格外品で出荷したりするがミニトマトではそうもいかない。
ここは思い切って料理でもするか!
割れたミニトマト
ハイジのベット 日本バージョン
稲上げ後に生まれる副産物の藁を畜産農家さんへ搬入しに。
牛小屋の空きスペースに稲わらを積み上げ。
藁の香りが充満してちょっといい香り。
見てるとアルプスの少女ハイジが乾草のベットで寝ていたのを思い出す。
ちょっとチクチクしそうだけどフカフカで、干したいい香りとお日様のにおいがしそう。
枝豆収穫後の茎や葉っぱは腐らせて堆肥にして終わりだけど稲刈り後の藁は第2、第3の人生を歩む。
コメを収穫した後の藁もたくさんの利用方法があり先人たちはよく考えていたもんだ。
自分も見習わないと。
豆は豆でも大豆収穫 豆に触れ合う日々が再開
稲刈りが終わり今度は大豆の刈取りがスタート。
同じ豆の収穫作業でも枝豆とは違って朝も早くないし、身体の負担も少ない仕事。
枝豆の収穫は雨が降っても、ぬかるんでも毎日休まずの戦いだけど大豆はそうもいかない。
雨が降れば当然中止。朝露があっても乾くまで待つしかない。
枝豆収穫の夏と比べると時間がゆっくりと流れている気がするな。
当然、天気との戦いになるけどゆっくりと時間が流れる仕事もわるくないもんだ。
2018大豆刈り取りスタート
見た目で判断しないで! 山形の美味いもの
今年もラフランスの解禁日がやってきた。
山形県はラフランスの日本一の生産地。
収穫後追熟期間が必要なため販売の基準日が設けられている。
収穫直後は緑色だけど追熟して食べごろになると茶色っぽくなるし形もどちらかといえば不格好。
でも食べればうまいこと間違いなし。
だだちゃ豆も同じ。見た目は決してよくはない。
でも自分でいうのもなんだけど「うまい」!
見た目じゃない食べてわかる美味しさをぜひもっとたくさんの人に知ってもらいたい!
もっとやまがたをアピールしていかないと!
2018ラフランス