事故や怪我の多い農業 スタッフを守ってくれる労災
昭和の時代から未だに減らない農作業中の事故。
農業だけ他の産業に比べて事故率が未だに変わっていない。
他の産業は下がっているが農業だけが、、、。
農家の高齢化や機械の大型化などいろいろと原因はあるだろう。
事故を減らしていくのも今の農家の責任かも。
危ない仕事と考えられていれば農業する人も二の足を踏む。
危険はどんな作業にもつきものだし事故が完全になくなることはないだろう。
そう考えたら事故にあった時の補償を考えないと。
私が選んだのは労災。
農家が加入することは今までは稀だったけどこれからはスタンダードになるはずだ。
スタッフのみんなも少し気が楽になってくれるかな。
看板商品の作り方 こだわりのその先は
親戚によくもらうごまカリント。 激ウマ!
自分の中ではこの店といったら ごまカリントって定着。
イベントなんかでも好評らしいし。
その店は中学時代の友人の実家。昔はどら焼きとか和菓子メインだったような気がするけど。
和菓子は美味しかったけど、市街地からも遠いし、駐車場も広いわけでもなかった。
小さなお菓子屋さんがお菓子屋として生き抜いていくために選んだ手段なのかな。
鶴岡には看板商品持ってるお菓子屋さんが多い。
芋ようかん、最中、どら焼き、などなど。
どの店も数代続いている老舗。
どこにも負けないオンリーワンを持ってるってことは強み。
強みを持てるオンリーワンを持つには大変な努力が必要なんだろう。
我が家でもオンリーワンの枝豆目指していこう!
土づくりから始まる 美味しい農作物づくり
春に向け、土作りのことをしっかり考えれる時間が出来てきた。
まずは前年を振り返ることから始めないと。
それと現在の土の状態の確認。
今年から使う資材を少し変更しなければならなくなったのもあって、もう一度よく考えるチャンス。
しっかり今の現状を把握して必要なものを足して、足りているものは入れない。
なんて足し算引き算みたいに土作りも簡単にいったら楽なんだけどな。
緑肥の効果もしっかり確認しないといけないし。
やっぱり土作りには時間がかかる。
美味しい作物はすぐにはできない、継続が何より大事!
土づくり資材のパンフレット
ICTやAIと交わらない 豆づくり
世の中ICTやAIで話題がいっぱい。
色々なものが自動化、機械化されていく。
当然、農業分野でも。
下町ロケットでもやってるけど自動操縦の農機やドローンなどなど農業分野もかなり熱い。
当然、全てには当てはまらず、だだちゃ豆栽培は最たるものかもしれない。
自動選別は他の枝豆では良くても、だだちゃ豆では厳しいし、苗づくりやタイミングを見ての収穫作業も生産者にかなわないはず。
こういう世の中だからこそ、だだちゃ豆みたいなどうしても人の手が必要な作物づくりが見直される時代が来るかな~。
開発された枝豆自動選別機
節分>ハロウィン バレンタイン
全国の小学生の9割は節分に豆まきをしたり恵方巻きを食べたりして節分を過ごしているという調査結果が。
日本的な伝統行事がおこなわれているのはなんとなくうれしい。
年中行事を調べた結果クリスマス、年賀状、バレンタインよりも上。
我が家でも収穫した大豆や落花生をきっちりまいて鬼を寄せ付けず福を招き入れる。
節分だからといって必ず大豆を家の中でまくわけじゃないだろうけど農家としてはなんとなくうれしい気もするな。
とんがってる 栃木のいちご
栃木のお土産をいただいた。
でっかいイチゴとイチゴのポテトチップス。
栃木といえば宇都宮餃子。
農家目線ではやっぱりイチゴ!
新しい品種なのかはわからないけどこの「とちひめ」はとにかくデカくてインパクト大!
そしてポテチとイチゴのコラボ。
栃木のイチゴはいい意味でとんがってる。
同じように、山形といえば「だだちゃ豆」と言われるくらいとんがっていかないと。
まだまだサクランボ県山形の牙城は高いけどな~。
栃木のいちご とちひめ
あえて、おにぎり食べて ダイエット
JA全農のコメ消費拡大を活動を紹介するサイトで毎日おにぎりを食べてダイエットしようという記事が。
〇イザップなんかではとにかく糖質制限することでダイエットを促している中、
コメを食べてダイエットとは斬新な呼びかけ。
実際はおにぎり食べる+15分のウォーキングもするとことだが確かに手軽。
私としても最低限のエネルギーとしての糖質は必要かなと思うし。
他の食べ物に比べての値段とか手軽さとかいろいろとコメにもマイナスなところがあるとは思うけど
日常の食生活でたくさんコメを食べてもらえることは生産者にとってはうれしいことだな。
大地を喰らう 魔女の雑草
アフリカやアジアで猛威を振るう雑草を駆除する薬剤が日本で開発されたそうだ。
ホント日本の開発力はすごい。
ストライガという雑草はトウモロコシの根っこなどに寄生し栄養分や水分を吸収し穀物を枯らしてしまう寄生植物。
日本と同じ条件では考えれないけど被害が大きくなれば食糧難にもつながっていくのかもしれない。
今、だだちゃ豆栽培でも多発しているダイズシストセンチュウになんとなく似てる気が。
だだちゃ豆栽培ではここ数年、多発することへの対処で高額な薬剤防除をする畑が増えてきた。
我が家でも発生は確認されてるけど何とか薬剤に頼らず緑肥による土づくりで対処できないか模索中。
薬剤と違ってすぐには結果には結びつかないけど畑の大切な菌を殺さずに美味しい豆づくりにつながっていってくれると信じて頑張のみ。
今でも3K だいじょうぶか農業イメージ
きつい、きたない、危険の3K。
昔は高学歴、高収入、高身長の対比語みたいに使われてた。
テレビの4K8Kのほうがピンと来るけどいまだに農業のイメージは3Kなようだ。
国が発表した農林漁業世論調査の結果が残念すぎ。
8割以上の回答で肉体労働がきつい、収入が不安定との回答だったそう。
8割以上ってどんなやねん!
分かんない人もいるからほぼ9割方。
こんなの見たらやりたいと思う人が増えるとは思えない。
最近、農家ではない年輩の方の鶴岡の農業を語る会なんてのに呼んでいただいたが、話の中心は問題点ばかり。
思わず「いいとこいっぱいあるんじゃ」ってちょっとキレてしまった。
農業は悪いことばかりじゃない。
いいことも沢山ある。
もっと自分も農業の良さをアピールしていかないと!
一本の木から全国へ 庄内人の育種魂
鶴岡に住みながら始めて庄内柿の原木に遭遇。
住宅街のど真ん中に凛々しくたっている姿にちょっと感動。
庄内柿は日本各地でみられるソメイヨシノといっしょですべてこの木から始まっているそうだ。
庄内柿は平核無という種なし品種、庄内では家庭の庭先にも植えられている。
案内板によるとそこから派生し、新潟では八珍柿に佐渡ではおけさ柿になったり、突然変異種が刀根早生という品種になったりして日本各地でたくさん作られているそうだ。
この一本から日本全国へ、スケールの大きい話だ。
昔の庄内にはたくさんの育種家がいて様々な品種を改良してきた歴史がある。
米や野菜もそうだしだだちゃ豆も当然、一般の育種家によって発見され育てられてきた。
ほんの少しの違いを見抜き、それを育てて立派な品種にするまでは相当な苦労があったはず。
そんな庄内人のDNAが自分にも流れているとちょっとうれしくなる。
うちの枝豆畑にもいろんな可能性があるはず。
自分もちょっとした違いに気づく目を養っていかないと。
庄内柿の原木